「アメリ(Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulain)」の感想

こんにちは、ぜったまんです。

先ほど「アメリ・プーランの素晴らしい運命」という映画を見ました。

以前、"about time"という映画を見た時に、主人公の家の壁にこの映画のポスターが張ってあったので、これらの映画の関連性が気になり見てみました。

以下ネタバレ含みます。

 

感想としては面白かったです。

コメディーの部分では、アメリが意地悪な八百屋?の太った店主にいたずらを仕掛ける部分が小気味よかったです。また、ニノがいつアメリに気づくのか、少しハラハラしました。考えさせられるようなシーンは無かったが、パッケージから読み取れる情報が少なく、どんなジャンルの物語かも知らないまま見たので、どういう方向に物語が進んでいくのか予測できず、楽しめたと思う。

 

けど、アメリが水きり用の石を拾い上げるシーンがちらほらあり、やはり何かの意味があるんじゃないのかと考えたが良く分からなかった。それと、体が弱い絵描きのおじいさんの描く絵の「水を飲む少女」がアメリと重ね合わされているのは分かったが、最終的にその少女はどうなったのか、おじいさんの解釈はどう変わったのかも分からなかった。興味深かった点としては、冒頭と最後にアメリが観客を意識するところです。他の映画にはあまりないし、あれをすると多分ダサくなってしまうけど他の人物紹介に紛れ込ませてたから、すこしドキッとしたけどそんなに変じゃなかった気がする。あと肝心の"about time"と「アメリ」の関連性はさっぱり分かりませんでした(笑)単に「アメリ」が賞を多く取ったからとか?(それだけな分けないか)。同じ恋愛物としても"about time"は妹の交通事故や父親の死などの不幸なことを経て成長したけど、「アメリ」はそういう不幸なことは無い、、、コーンウォールの穏やかな雰囲気とフランスのモンマルトルの優雅な感じ(個人的)が共通点とか、、、?

それとこの映画に含まれるブラックユーモアもよく分かりませんでした。時々チクッとするようなシーンはあったけど(チェコ人か誰か批判してたり、母親の死に方が無残すぎるし、母親を無理やり消した感じがした。)

他には

アメリがかわいい

・ニノが乗るバイクが気になった。(後で調べると、「モペッド」というバイクと自転車が合体した乗り物でした。)

・目つきの悪い男とカフェの店員(ジョゼフとジョルジェット)がトイレで合体するシーンでは、タイタニックの車の中で合体するシーンを思い出した。(それにしても、振動と音が店内中に伝わるほどの激しいモンを店のトイレでするのは映画とは言え、ありえないんじゃないのか、、、)

 

 

アメリの成長については特にないかなぁ。言ってしまえばよくあるって感じやったし(でも成長シーンが無い映画をみたら違和感に思ってしまう気がする)けれど総じて面白かったです!フランスの優雅な雰囲気とコメディ、恋愛に浸れる映画です。誰かにお勧めしたい映画でした!

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画像はTOMOSのモペッド

 

面白さ:85点

考えさせられる度(適当):40点(そもそもそういう映画じゃない)

満足感:85点

点数は独断と偏見による